多忙な毎日が 駆け抜ける
夏と同じスピードで。
M川さんが永眠し、もう入浴時にあのいつもの「りんご~~かわいや~~~かわいや~~りんご~♪」って得意そうに1本しかない歯を見せて歌う姿を見ることは出来ない。
お葬式が嫌いな私は 最期のお別れに行かなかった。
行けなかった。
こういう時 介護職がとても辛くなる。
死はいつも隣で
生はいつも儚くて
だからこそ精一杯 ただ精一杯に仕事をする。
ありったけの「愛」を込めて。
自分が後悔しないように。
自分の為に
自己満足で。
それでも 毎回笑顔をもらう。
こんな私に。
「身体に気をつけてな~!」って
40歳も年下の私に。
泣きたくなるのはそんな時
人は何故 優しくされたら涙が出るんだろう・・・・・・・・
M川さんが天国で「りんごの歌」をとびっきりの笑顔で歌ってくれますように・・・・
そしてまた いつか私が背中を洗ってあげれますように・・・・