彼の作品の何がそんなに心地よいのか
ずっと 常に考えてた。
言葉に出来なくて。
初めて手にしてから何年もの月日が経ち、
色んな方向の文章を読み
何度も何度も読み返し
判った答えが一つ。
彼の書く文章は 理屈に合う柔軟体操のように心地よい。
勿論、全部が全部 何でもかんでもって訳ではないけれど、
とりわけ(エッセー 旅行記 或いはコラム)が私にとっては採寸して生地から選んだオーダーメイドの下着のように、感じる。
カチカチに固まった体と頭を、ほんの5分で揉み解す(まるで有能なオイルマッサージ師!!!)
なんである。
だから疲れが溜まった時にふと、手に取りたくなるのよね~。。。
小説は筋があるから避けといて
エッセーやコラムはどこから読んでも効果大。
その中でもの一冊。
「雨天炎天」