歳のせいか最近、ほんま涙腺が緩んできて
すぐ涙が滲む。
辛い話とか悲惨な話ではなく、ほんまに身近な光景でそれは起こる。
家の近くのお地蔵さんに、痛い膝を運んで何やら一心に願う老人の背中
歳いったら自分の願いなんて失くなって、家族や孫や連れ合いの為に祈る。
きっとそうや。
私は影からその人の、願いがどうか叶いますようにと真摯に願う。
高倉 健主演の映画で「駅」というのがあって、
北海道の寒い寒い波止場で、吹雪の中 年老いた母親が、仕事で遠くに行く息子に手を振るシーンがあって
寒いから帰れという息子の言葉を聞かずに 笑顔でずっと ずっと手を振り続ける
その母親の気持ち
それを観てる息子の気持ち
その人らの想いに心を馳せる・・・・・
もう・・・・あかん・・・・
その映画は もっと深くて、こんな説明では全然伝わらんのが情けないけど、
人が人の想いに心を馳せることの出来る映画やった。
「馳せる」
深い・・・・・・
たまには馳せってみ?(笑)
おしまい。