2012年1月22日日曜日

「精神」想田和弘氏はドキュメンタリーを変える

ドキュメンタリーの先入観を変えてくれた映画

ドキュメンタリーというのは、真実を撮るのではなくて、興味本位にさらけ出すもの。
そう思ってたから。

でも、想田監督の撮るドキュメンタリーは、表も裏も公平な目で映し出し
ずっと見ないと判らない大切な部分まで、きちんと拾っている。

私は介護の仕事をしていて、その手のドキュメンタリーは沢山観たけれど、
とてもじゃないけど、その現実をキチンと伝える事なんて出来ないだろうと歯がゆく思っていたから。

でも、TV的にはどうしても制限があるだろうし、
人はそんなに簡単に心を開かない。

この映画を観たら、この監督がどんな風に受け入れられたかが判る。

精神を病んでる人は敏感で、その場しのぎのおべんちゃらなんて通じない。

こちらが先に心を開いて、尊敬の念を持ち正面から向き合わないとバレる。


そこには底辺に「愛」がなければ。


今の社会では十分な平和は来ない。

けど、こんな映画を撮る人が居るんなら、もしかしたら世界は変われるかも知れない。

そう思いませんか?

監督の「何故僕はドキュメンタリーを撮るのか」を読んで感じた事でした。

この本はオススメ!

映画 「精神」「選挙」「PEACE」


精神 http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php