2012年1月16日月曜日

いとをかし・祇園姉妹

最近は何でもかんでも情報が多すぎて色気がない。

全部が全部説明しては、想像の余地がない。

ミニスカートより着物がいいのは、チラりと見える手の内側の白さであったり
結い上げた髪を解く快感ではないだろうか。

大抵の映画が原作を超えないのは、そういう見えない幅にあると思う。

小道具の扇子で口元を隠しながら笑うのも、
いとをかし。

で、今 NHK BSで 「山田洋次監督が選んだ日本の映画100本」の「祇園の姉妹」を観ている。

観るというよりも聴いている。

音がシンプルでいい。

三味線の音 戸を開ける音 子供の歓声 犬の遠吠え


祇園言葉 旦那衆の話言葉

「あては何も言わへんえ」

「ごめんやす」

「おおきに」

そんな言葉をBGMにしている。


なのできっと今日の夢では私も着物を着てるだろうと思う。


ほな、おやすみやす~