最近は何でもかんでも情報が多すぎて色気がない。
全部が全部説明しては、想像の余地がない。
ミニスカートより着物がいいのは、チラりと見える手の内側の白さであったり
結い上げた髪を解く快感ではないだろうか。
大抵の映画が原作を超えないのは、そういう見えない幅にあると思う。
小道具の扇子で口元を隠しながら笑うのも、
いとをかし。
で、今 NHK BSで 「山田洋次監督が選んだ日本の映画100本」の「祇園の姉妹」を観ている。
観るというよりも聴いている。
音がシンプルでいい。
三味線の音 戸を開ける音 子供の歓声 犬の遠吠え
祇園言葉 旦那衆の話言葉
「あては何も言わへんえ」
「ごめんやす」
「おおきに」
そんな言葉をBGMにしている。
なのできっと今日の夢では私も着物を着てるだろうと思う。
ほな、おやすみやす~