2013年8月18日日曜日

ウルフルズの「泣けてくる」を聴きながら 今日のこと。


Yさん 80代女性 精神疾患(幻覚・幻聴・妄想)認知症・立位不可

「こんにちは~~Yさん!起きてオムツ替えてサッパリして 歯入れて別嬪さんになって 座ってジュース飲みましょか~?^^」

嘘寝してたYさん パッチリ目を開けて ニカーっと笑顔で

「せやな!起こして~」

「その前にオムツ綺麗にしましょ!」

「ほな、してくれる~?」

「まっかしときぃ~~!」

「あんな・・・便がな、・・・・出てるねん・・・・なんでやろう?いややなぁ~・・・」

「なんでやのん!赤ちゃんと同じやで~~!いっぱいしんどい事してきはったんやから、今はラクしたらええねん! 食べて 寝て いっぱい水分摂って いっぱい出さな病気になるやろう?
だから それでええねんっでぇ~~」

「そ~う?それでええのん?そんな汚い事さして悪いわぁ・・・」

「ええねん!ええねん!便取るんが私らの仕事やねん! 綺麗にしたら気持ちいいやろう?
気持ちいいやろうな~~~って判るから 私も気持ちいいねん!」

「へぇ~~?そうなんや?」

「そうやで~~」

毎回この会話でサービスが始まる。

人間の尊厳はたとえ認知症が重くなっても、最後の最後までこうやって残る。

オムツ替えが終わった後、いつもYさんは「ありがとう。」と言われる。

私はその度 いつも胸がキュンてなる。

お礼なんて言わんでええねんで・・・・・

Yさんは「もう朝ごはん?」

「違うで~夕方の4時半やから夕食やよ~」

「へぇ~~朝やと思ってた~」

「うふふ。 実は夕方やねん!一日は早いな!」

「ほんまやなぁ~」

「ほな行きましょか!」

「うん!連れてって」

「朝ご飯なんやろう?」

・・・・・・・「なんやろうね~?」


いつもの光景

私の職場。