2012年2月1日水曜日

香りが呼ぶ記憶 「HAPPY for men」

難波Cityでフレグランスの量り売りをしているショップを見つけて
私が好きなクリニークの「HAPPY for men」があったので、とても懐かしく、ほんの少し買って
家に着くまで待てずに、近くの喫茶店で封を開けた。

小さな容器の上には、ローラーが付いていて、スプレー式じゃなかったので、耳の後ろと手首につけると、丁度良い程度の微かな香りがする。

香りというのは記憶を呼び覚ます。

ずっと忘れていた昔の、ほんの一瞬の出来事が、無音の8mmフィルムのように鮮やかに
けど鮮明に。

「一目惚れ」という言葉があるのなら、「一嗅ぎ惚れ」もある。
もしかしたら、それは私だけの現象かも知れないけど、雑踏の中 すれ違った男性のその香りに
頭ではなく多分本能で、心奪われてしまった。
なんと表現したらいいのか、

はしたないとか、恥ずかしいとかを考えるよりも、思わず振り返ってしまった。

その香りで包まれてみたいと強烈に思ったけれど、

通勤時の慌ただしい時間に、いや、もし時間があったとしても、まさか追いかけてまで、
その香水の名前を訊く訳にもいかず、その場は諦めて、記憶の香りを頼りに
百貨店のフレグランス売り場に何度も足を運んで、それが「HAPPY for men」だと判るまでに、3回夏が来た。

よく考えてみると、顔もちゃんと見てないし、ましてや人柄も判らない相手に、付いて行きそうになったというのは、とても怖いような気がするけど、
人間なんて動物なんだから、「匂い」で反応するのは自然な事だなとも思う。


やっぱ動物なんだよね~~~。。。。。


「匂い」 大事 インディアン 嘘つかない!

私 インディアン 違う だから 嘘つく あるよー


おしまい。